奈良県ボランティアガイド連絡会主催「観光ボランティアガイド歩く・なら」では、毎年秋から冬にかけて、県内各地のボランティアガイドの会が、工夫を凝らしたコースでウォークイベントを実施しています。
今年の田原本は、「寺内町」を巡る約3時間のコース。
関係各位のご協力により、「楽田寺」「浄照寺」「田原本聖救主教会」の3か所を特別見学させていただきました。
当日の様子を写真を添えて一部ご紹介いたします。
【集合:田原本駅】
県外からを含め、40名を超える方にご参加いただきました。
晩秋の冷たい風に負けず元気に出発!
「田原本に住んでいるけど町のことを知らなくて」「子どものころに住んでいたので懐かしくて」「特別見学に惹かれて」など、ご参加の理由も様々です。
【特別見学①:楽田寺】
室町時代中期までは「⽥原本寺」と呼ばれ、隆盛を誇ったと伝えられています。
県指定文化財「絹本著⾊善⼥⻯王図(けんぽんちゃくしょくぜんにょりゅうおうず)」は室町時代の制作で、⾬乞い祈願に⽤いられました。
楽田寺到着。このあとご住職にご法話もいただきました
「絹本著⾊善⼥⻯王図(レプリカ)」を拝見。本当に貴重な機会です
干ばつに苦しむ農民の訴えを聞いて弘法大師がここに掘ったといわれている井戸で「弘法井戸」と呼ばれます
【特別見学②:浄照寺】
浄土真宗本願寺派の寺院。「大和五ヶ所御坊」のひとつで「田原本御坊」とも称されます。
本堂は県の文化財に指定されており、「御殿(対面所)」は明治天皇の行在所で昭憲皇太后が宿泊されたこともあります。
堂内を暖かくしてお迎えいただき、お寺の由緒などを丁寧にお話くださいました
秋の日差しに輝く御殿とお庭。写真撮影にも力が入ります📸
境内や本堂は行事やイベントにも幅広く開放され親しまれています
【特別見学③:田原本聖救主教会】
1933(昭和8)年に建てられた切妻造りの⽊造平屋で、調度品や窓枠などの多くが当時のまま残されています。
NHK連続テレビ⼩説「芋たこなんきん」、「マッサン」のロケ地としても使⽤されました。
まずは外観を拝見。⻤⽡の紋にも⼗字架がついています
教会の方よりご説明をいただきました。会堂内は昭和初期当時の⾯影を留めていて、柔らかい空気が流れます
地元案内人ならではの話を聞きながら、歴史文化と町の魅力を体感できるボランティアガイドウォーク。
田原本町観光ボランティアガイドの会では、来年3月にも開催を予定しています。
2月ごろに詳細を発表いたしますので、お楽しみに♪
個人やグループへの個別案内は随時受付いたします。
お申込み方法などの詳細は、以下のページでご確認ください。