~ボランティアガイドMさんより~
2月23日、この日は八尾鏡作神社の「おんだ祭り」だ。
「御田植舞・豊年舞」そして暴れ牛の「牛使い」は、田原本町の民俗芸能でもある。
戦後しばらくは途絶えていたが昭和38年( 1963 ) 2月24日のおんだ祭りの日に八尾村の人たちによって『御田植祭り保存会』が立ち上げられて現在の形となり、以来その存在は日本各地で知られるようになる。
絣の着物に赤いタスキ、前かけとけだしは人々の目をひくし、農作業に活力を与えてくれる。
さてEXP02025の開幕はまもなくである。先のEXP070では国民がワクワクしながら開催を待っていたものだが、とりわけ3月19日の「奈良県の日」では鏡作神社の御田祭りは主役となるのでなおさらのことである。
さらに1988年8月9日「ならシルクロード博」での田原本町の日では『稲作文化の町田原本町』をテーマに春日の会場ビッグパオで鍵今里の蛇巻きと共演した。↓
また世界に誇る飛鳥では、1994年に「全国いどりの愛護の集い」がひらかれて『豊作を祈る田原本町の民俗行事』を披露した。
奈良県文化会館は1968年のオープンだが、1975年にNHKの公開バラエティー番組『お国自慢にしひがし』に出演の機会を得た。クイズやゲーム、歌や芸能で対抗するものでゲストは千昌夫と後に写真家の篠山紀信の妻となった南沙織だった。
1966年以前のNHKは古典芸能中心の放送を、以来『芸能百選』に切替て、日本のあらゆる伝統芸能を取り入れた45分番組とし、数々の「はれの日」の民俗芸能を放送、鏡作神社の御田祭りもその一役に加わっている。
最近では田原本町弥生の里ホールで夏井いつきが主宰する『俳句王国がゆく』が2017年5月の公開番組に出演するなど今も多くの評価を得ている。
今後町の民俗芸能としてさらに賑やかな御田祭りにするために、女性の皆さんの参加をお待ちしていますよー