2019/6/24イベント
田原本町観光協会 歴史講座「邪馬台国と大和王権」
プロモーション大使 田中健雄です。
6月22日(土) 町民ホール(町役場西側)において令和元年度 第2回 田原本町観光協会歴史講座「邪馬台国と大和王権~邪馬台国はその後どうなったか~」の演題で講師は三重大学人文学部教授 小澤毅氏により開催されました。考古学マニア90名が聴講しました。
昨年6月に開催された歴史講座「魏志が語る邪馬台国の位置」で「魏志倭人伝」「三国志」から3世紀の邪馬台国は北九州に存在と話され、今回、その邪馬台国から4世紀に近畿に成立した大和王権成立までの経緯を「古事記」「日本書紀」より説かれました。
大和王権は在地勢力発展説では説明がつかないことが多く、北九州の邪馬台国に由来する勢力が東遷して吉備(岡山地方)などの勢力と連携し、樹立したとみられると纏められました。
最後に大和王権(10代崇神・11代垂仁・12代景行)の王宮は纏向周辺に集中している(記紀による)。王宮に比すべき遺構は現在見つかっている遺構ではあまりにも貧弱。かつ地形的にも卑湿で王宮とは考えがたい。纏向遺跡のもっと東あると強調されました。
次回開催の歴史講座7月13日(土)大淀町教育委員会学芸員 松田 度氏による演題「邪馬台国は東遷したか」の後半に小澤氏との対談が有ると主催者から案内有りました